詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らはいつもぎこちないばかりで
いつになっても実らない恋の種
持て余してばかりの無意味な日々
ただ時間だけが早足に過ぎてゆくばかり
気付けばいつも淋しさ抱え込んで
たえきれなくて過ちを何度犯したろう
蒼い心すり抜ける夜風
あなたの心はいつだってどこか遠くを見てるようで
気が気じゃないよあなたがこのまま離れていってしまいそうで…
たばこの煙だけが僕の心をやさしさで満たしてくれる
だけどすぐまた悲しみで蒼く染まる
僕を見つめるあなたの瞳に
偽りや隠し事などないことを願いながら
今夜も眠りにつきたい
ひび割れた恋を未だ抱いて
押し黙るもどかしさを
飲み込んだ愛の言葉
切なさやはかなさじゃない
ただあなたに言えない僕の勇気のなさが恥らしくて…
あなたのふとした仕草ややさしさがいじらしくて 心もとない……。