詩人:どるとる
瞳の中に 色とりどりの色が
僕の色のない世界を勝手気ままに染めてく
悲しみにも喜びにも色があることを知っているかい?
僕には見えるのさ君には見えるかい?
鍋をひっくり返す意味のない有り様にだって
意味を 持たせれば
意味のあるものばかりが輝くこの世界は ちょっとだけ 難解だ
意味のないものばかりなら 面白いのに勿体ない 勿体ない
悩みの種を まこう寂しい土の上に
神様がくれたいろんなことを考える時間
生きることを 悩むように
生きることを 迷うように
与えてくれたこの不完全な脳みそで 今日も考える卑猥なこと
それもまた必要なこと
たまに大事な人を思う
それもまた必要なこと。