詩人:雪 刀寿
とても静かな夏前の広場
僕らの話し声が、空に抜けて散らばる
上ずりぎみの胸 はちきれそうで
つないだ手と手
で、・・ねゑ、
飛び立てそうかい?
大地に白い線で ハンモック敷き
包まれちゃおっか
飛んでくる飛行船が、
あぁ、
僕らをくるんで、天まで持ち上げてくれるよ
夏好き 海好き
今日は、まぶしい日
まばゆいな
見つめきれやしない
震える前に「パッ」と顔かくすよ
ぅふぅ
照れてんだね
遙か真空の 宇宙から届いた青
背にうけて
はつらつダンス 踊ろっか
君も輪っかに 入っておいで
晴れやかな 夢路の時
ピンクさえ 顔赤らめて、深紅
裸ん坊で皆 身軽 気軽
さあさ、
朗らかに ラブソング歌お
とても静かな真夏の広場
はしゃぎ声が、空を駆けてく
ようこそ!
愉快で得意げな
夏に海に恋
なんか いろいろありがとう
好きよ