詩人:沁漉
君に捧げる花束枯れ落ちた…いつか君に捧げたかった花束…。 いつの日か君は言っていたね。『さよなら』だけは言わないで…。そんな事僕も同じだった。 だけどこれ以上君に負担をかけたくなかった。 傷つけて傷つけて君が泣く度に不安になる。 君は二人きりの最後の夜…淋しさを抱き締めていたんだね??本当は分かっていたよ?強がりな君の手ふるえてた。 隠しても、隠してもさとられてゆく僕の戸惑いに、君は涙を流してた。 君はまだ覚えてる?出会った頃の笑顔。忘れないで?今君が誰といようと笑顔だけは忘れないで…。 もし泣きたい時あったら僕の所で泣いてくれるのかな?今でも信じてるよ。 僕が出会った頃、渡した花束…いつか君から渡してくる日願ってるよ。