詩人:詩奈
こんなに晴れた日だから
陽の光に反射した海をバックに
知らない町へ行きたくなったよ
見たことない場所に行けば
自分自身も新しくなれる気がして
いつも乗る電車の終点まで
そこからまた先へ
どんな場所が待ってるの
期待でいっぱいの僕は
きっと今
海より陽に当たってる
知らない町
知らない人
そこで一番僕にとって大きかったもの
知らない僕
新しい僕
知らない町で別れを告げたの
今までの僕に
今踏み出した一歩からまた始めよう
振り返ると足跡は
海に消され
夕方の風が吹いた
そこで見付けた貝殻を
僕は
宝物にしたんだ