詩人:流☆群
大好きで大好きで大好きで
どうしようもないヤツがいる
それは冷蔵庫の中にあったり
段ボールの中にあったり
あたしの心の中だったり…
最近いつもキミはいるから
あたしは嬉しくなる
にっこりなる
不安になる
嫉妬する…
だって…
側にいる林檎ちゃんはかわいい
真っ赤なホッペでかわいく微笑うから
悔しいじゃない
でもね
あたしは林檎ちゃんじゃなくてよかったって思うの
真っ赤なホッペはなくても
かわいく微笑えなくても
キミとあたしは他人だから
だからね
愛しあえるじゃない?
梨でも林檎でもなくて
あたしはあたしでよかった
ねぇ
秋じゃなくてもいいよ
季節はずれだっていいからさ
いつかピンクのブタと一緒に
あたしの家までやって来てね
突然届く宅急便みたく
大好き
大好き