詩人:まとりょ〜鹿
あの時私は知ったんだ。私の歩いた道は貴方がいた道。貴方が誰かと寄り添い合ったベンチは私が一人で泣いた場所。貴方が聴いてたその曲は私がアイツと聴いた曲。貴方が好きだと言った人貴方の過去を気にさせて、眠れなくさせる人。今私は気付いてしまったんだ。同じ時期同じ街で過ごしてきたのだけれどちっとも逢うことがなかったのはきっと神様が二人にこんな切ない時間を与えるためだった。