詩人:小さな貝がら
悲しそうに泣かないで
心が痛くなるよ
俯く君をどうすれば
良いのだろう?
子供をあやすように
君の頭を撫でたら
子供みたく
泣きじゃくり
僕は驚いた
頼りなくてごめんね
何にも出来ずに
ごめんね
震える体を
抱きしめながら
月と星を眺めて
ほらあんなに明るく
君を
包んでいるじゃない
頼りないけど
僕が傍にいるじゃない
気が済むまで
泣けばいいよ
涙枯れるまで
泣けばいいよ
疲れたら眠っていいよ
朝が来るまで
傍にいるよ
君の柔らかな手
握りながら
ずっと傍にいるよ
こんな僕だけど
君に相応しくないけど
一緒にいようよ
By 小さな貝がら