詩人:どるとる
遠い街に住む君に手紙を書くよ
作文も苦手な僕だから
うまく書けるかはわからないけど
東京と地方で離れた二人は
同じ空見てても違う場所にいる
日に数度の電話とメール
月に数回の デートを重ねて
いつの間にか 二人には距離なんかなくなってた
手を伸ばしても 届く距離にはないぬくもりも
声を通して つながっている
笑ってるかな泣いてるかな
元気でいるかな心配事はないかな
聞きたいことは山ほどあるのに
たくさんありすぎてとても聞けないよ
でも本当に聞きたいことはただひとつ
「幸せですか?」次の手紙はもう少し遅れそうです
季節も 変わって少し暖かくなったら
桜を一緒に見に行こうと約束した
大通りを抜けて公園へ行こう
また今日も夕暮れがきれいだよ
写真を何枚か送るね ピントがずれてるけど気にしないで
足りないところばかりの僕の好きなところ
君は知ってるの?いつか教えてね
恥ずかしいから誰にも内緒ねって
はにかむ君が 眩しく見えた日は宝物
僕が悲しいときには君も悲しんでほしい
僕が嬉しいときには君も喜んでほしい
そんなわがままも二人には当たり前だ
まるで心がひとつになってるみたいだ
「幸せだ」そんな瞬間を 重ねていこう何度でも
喧嘩して たまにはすれ違ったように
思えるような 日も夜が明けたら
何事もなかったみたいに笑ってる
案外 気にしない質なんだ
何気なく増えてく思い出 そしてまたこうしてる間にも思い出は増えてる
笑ってるかな泣いてるかな
元気でいるかな心配事はないかな
聞きたいことは山ほどあるのに
たくさんありすぎて聞けないよ
でも本当に聞きたいことはただひとつ
幸せですか?手紙はもう少し遅れそうです。