詩人:どるとる
掟の上を歩いてたら見失った
いくつかの仮定をたててみたけど
考えれば考えるほどわからなくなった
答えは相変わらず空欄のままだ
短い命が終わった 春を待たずに終わった
羽をたたんで 渡り鳥は旅人をやめた
高い屋根から見下ろす世界は広すぎて
軽いめまいがした 180度世界が回った
何処となく 同じような景色を
見たことがあるようなデジャブに襲われ
僕は 意味をなくしながらまたひとつ
ページをめくる スワロー
翼で 涙を拭ってあげるよ
愛しい人は 笑うたびに泣いている
常識はこんなときに役には立たないな
レールから外れた思考が必要だ
日が昇っては沈む 繰り返す朝と夜
夜明けとともに 振り出しからのスタート
目を閉じて 広げたイメージにふれたい
人で溢れた街に紛れて悪魔のふりしても
僕は 悪者はどうやら似合わないらしい
正しさからは目をそらせないのがルール
僕は 何度でも同じ過ちを繰り返すだろう
知りたいと思ったとき羽はひらくんだ
あらすじなんかには振り回されない
ときめくような未来まで この一歩で行く
たどり着く その場所で物語は始まる
高い屋根から見下ろす世界は広すぎて
軽いめまいがした 180度世界が回った
何処となく 同じような景色を
見たことがあるようなデジャブに襲われ
僕は 意味をなくしながらまたひとつ
ページをめくる スワロー。