詩人:どるとる
出来合いの ルールで 築き上げた
ちゃちな 正義で反旗をひるがえそう
おざなりの言葉と 気まぐれな天気を
後部座席に乗せて 夢を探しに旅に出る
言葉にしたら笑われそうな思いを
今 歌にして 風の便箋に 綴るよ
ただ何処までも 透明で 無邪気な幼さを
大事そうに胸に抱えて新しい季節へ
出来損ないの メロディつぎはぎだらけ
紙と鉛筆で つくった未来想像図
この解釈には形などなくて 見方次第でどんな形にもなる
指先ひとつで出来る ありふれた魔法で
生まれ変わるよ 今よりもっと輝くよ
遠い日交わした約束は首輪みたいに
今も僕を自由にはしてくれないけど
その 不自由さがいい
ただ何処までも 透明で 無邪気な幼さを
大事そうに胸に抱えて新しい季節へ。