詩人:どるとる
君がいなくなって少しだけ広くなった部屋に
新しくカーテンを変えてみたけど
あまりにも思い出がありすぎて
君を忘れることなんかできなかったよ
あれからどれだけ季節が流れただろう
そんなことさえ見えないくらい
心ここにあらずで日々を生きてた
大事な気持ちがすっぽりと 抜けた
コンセントのように見えたんだ
もう一度だけ 君に会えるなら
どんな言葉を最初に言うだろう
あの日の 間違いをどう 償えるだろう
今も心に降り続いてる悲しみの雨に濡れてる
僕を笑顔にできるのは世界中でも君以外いないから
そばにいて情けない人ねって叱ってよ
生き方を間違えないように
誰より近くで僕を見守っていて下さい
桜が咲いても 雪が降っても
イチョウが 赤く色づいても
それを 一緒に眺める人さえいないなら
季節など僕には見えないんだ
君に似合う服を見つけても
プレゼントすることさえできないね
こんな勝手な僕が愛なんて語るには
きっと間違ってるんだろう でも
君に愛された記憶は消せないから
君がくれた思い出は変わらずずっと僕の宝物
目を閉じて 君をまぶたの裏に描いて
水面に浮かぶ光のように 笑ったり
泣いたりする いろんな君が見えたよ
こんなにも まるで昨日のことのように鮮やかに思い出せるのに
手を伸ばしても ふれることさえかなわない
何度も同じ夢を見る
君は 夢の中で 僕に優しく微笑みかけるのに
大事な気持ちがすっぽりと 抜けた
コンセントのように見えたんだ
もう一度だけ 君に会えるなら
どんな言葉を最初に言うだろう
あの日の 間違いをどう 償えるだろう
今も心に降り続いてる悲しみの雨に濡れてる。