詩人:どるとる
遠い昔から ずっと思い描いてたすべては
大人になるたびに色褪せてしまったよ
見えている この世界が憧れの未来というなら 悲しすぎる
人は皆、気づかず誰かに
愛されているって誰かが
下らない迷信を言っていた
愛を信じられないのは愛を信じようとしないから
この世界に愛があるなら
僕もいつかは誰かを愛するのかな
そして 僕も愛されるのかな
なんて 思ってはただ過ぎるだけの毎日を
行ったり来たりして
何の理由もなく 愛を毛嫌いしていたことに
気づいたこんな僕はとても 悲しすぎる
家族と並んで 記念写真を撮る 日曜日
はいチーズなんて 言ってみたい台詞さ
今はまだ遠い未来の話だけど
いつかはこの道の先で出会う今
いくつもの 期待を背負わされて
きっと 大きなことをしてくれる
そんな邪魔な レッテルを張られた
すっかり行き場のなくなった僕は 自分を見失った
君がもしも 僕を愛してくれるなら
汚ならしい下心まで愛してくれ
僕はきっと 君が思うような
真っ白な 心は似合わないから
悪魔と渡り合うつもりで
あまり期待をしないでさ 気楽に向き合おうよ
その先にきっと楽しい未来がある
踏み出した一歩は とても小さく頼りなかった
月面にはじめて 降り立った 飛行士も
こんな気持ちだったのかなあ
未来はそれほど遠くいくら
追いかけても追い着けやしないものだから
今だって昨日までは未来だったんだ
この世界に愛があるなら
僕もいつかは誰かを愛するのかな
そして 僕も愛されるのかな
なんて 思ってはただ過ぎるだけの毎日を
行ったり来たりして
何の理由もなく 愛を毛嫌いしていたことに
気づいたこんな僕はとても 悲しすぎる
だから せめて 目の前に君くらいは
幸せにしたいと 心から思う。