詩人:どるとる
僕らの明日は宛もないまま
どこまでも ただ流れていく
電車の車窓から 眺める景色のように
昨日今日明日と乗り換えながら
明日また明日と 過ぎてく 毎日を
指折り数えながら 増えてく思い出を
手にしたぶんだけなくしていく大切な何かを
数ある場面を胸の中に刻みながら 引き出しの奥にしまったヒストリー
押し花にしよう 今日という一日を
涙もきれいな花になるでしょう
変わらないもの 変わってゆくもの
色褪せては色づいていくすべて
生まれた意味さえわからずにさまようように生きてる 僕らは
悲しみに泣いて喜びに笑って 誰かを愛し誰かに愛されて
そのためだけに生きている 明日も生きていく
ふと 立ち止まる道の上に
咲いた今日が 新しい命の産声のように
長い夜が明けて 君が目を覚ます 世界に
絶え間ない幸せがありますように
明日また明日と 過ぎてく 毎日を
指折り数えながら 増えてく思い出を
手にしたぶんだけなくしていく大切な何かを
数ある場面を胸の中に刻みながら 引き出しの奥にしまったヒストリー。