詩人:どるとる
まだまっさらなページに描いた
小さなあしあとは明日へと続いてく
昨日の僕が刻んだわだちの上を
辿るように歩いていく先にある未来
まだ夜が明ける前の 街並みに落ちる光が
涙のように見えた 空も泣いているんだね
何か 悲しいことがあったのかな
薄紫色に染まった空が淡くにじんでる
言葉が言葉にならないときは
何に頼ればいいのかなって探してる道しるべ
空は 流れ 移り行く季節は花を散らし
風をはこんでいく 僕らの行く先へ
まだ朝というには暗い街並みに日が昇れば
この気持ちも少しはおとなしくなるかな
大人になるための少しばかりの試練
成長痛ともいうべき必要な苦悩
物語は 続きを求めてさまよっていく
まだ真っ白な明日に描かれる世界は
どんな世界かなあって想像する今日
まだ夜が明ける前の 街並みに落ちる光が
涙のように見えた 空も泣いているんだね
何か 悲しいことがあったのかな
薄紫色に染まった空が淡くにじんでる。