詩人:どるとる
いつか 聞いたあの声が畦道こだまする一月のうすら寒い風に芯まで冷やされて青白く浮かぶ真昼の月にも心があるなら死んでいく命のその胸に美しい花を咲かせて雲のたなびく青空に蛍火のように灯る思い出の数々。