詩人:どるとる
長い夜が明けて 降り続いてた雨も上がる
何か楽しいことを 探しに行こう二人で
たとえば いつもは気づかない場所に
咲く花だったり 景色に出会えるような そんな淡い予感
空は 続いてるんだどんなに 離ればなれでも
明日の先にもまた 明日があって
なんとなくだって 続いていく日々
何度でも 同じ窓を開いて
同じ空を見上げながら笑い泣く日々
散らかった部屋を片付ける理由を探して
笑うついでに 泣いてみた 今日がある
真っ白だったスニーカーも時が経って
色褪せ いくつもの傷を抱いて そのぶん何かを手にした
僕が 見つめているのは 一体何だろう 何を待ってるんだ
いくら待っても来ない幸せなら
こっちから会いに行こう
追えば追うほど遠ざかる気がする 夢も
振り出しに戻ってまたスタートラインから
デイバイデイで 行きつ戻りつの旅は
宛もなく 蛇行しながらの 旅程
思い出話をするならば 夢の中がいい
きのうに残してきた涙を思い出して悲しくなるから
空は 続いてるんだどんなに 離ればなれでも
明日の先にもまた 明日があって
なんとなくだって 続いていく日々
何度でも 同じ窓を開いて
同じ空を見上げながら笑い泣く日々。