詩人:どるとる
水溜まりがひとつ 大きな海になる
あなたが流したぶんの涙が海になる
筏をつくって 花に囲まれて
たまには 宿題の相手をして
傷ついて 眠れない夜には
心が 愛を探す
こんなにたくさんの人がいる 街で
なぜか人の数ほど 心は見えなくて
時に 迷いそうになる
空の重みにつぶされてしまう
頑張っている 証しは いつか
目に見える形で 償われるかな
そんなことを 考えながら笑えるはずもない 今を 耐え抜いている
風のささやきが 雲を散らす 波を立てる
きのう見た夢の続きの続きも見たいよ
誰かのやさしさにふれたとき
心があったかいのはなぜだろう
人と向き合うなら 心を向かい合わせて
見えない心を描くんだ
こんなにたくさんの人がいる 街で
なぜか人の数ほど 心は見えなくて
時に 迷いそうになる
空の重みにつぶされてしまう
頑張っている 証しは いつか
目に見える形で 償われるかな
そんなことを 考えながら笑えるはずもない 今を 耐え抜いている
一人一人のささやきは小さくて
泣き声さえも ちょっと離れてしまえば聞こえない
それでも 耳をすますことが きっと愛なんだろう
だから、最後に頼るのは頭ではなく
心が導きだした答えだ。