詩人:どるとる
ふざけやがってと捨てぜりふをいう僕
過ぎ去る今日の後ろ姿 動じることなくその顔も見せず遠ざかってゆく
なんだこのひどい扱いは 僕を何様だと思ってるんだ
なんてまたえらそうに僕は何様になっていたんだろう 一体
とはいえ
悲しい気持ちが
今 胸にあふれた
こみ上げる切なさ
モザイクの砂嵐
偽りの王冠被り
訳もなく
責任 押し付け
非のないふりして
勝手気ままに
逃げてばかり
そんな自分を本当は叱りつけたいんだろう
でもながれる生活の中で誰かにうけた傷にさらに塩をぬるようなことは避けたかったから
なんてまた僕はバカなんだろうね
自分で自分に苛立って自分で自分を殴りつけたいけど痛いのはごめんだから
最後までそんなふうに僕は逃げ道を走りつづける日々
真後ろをついてくる不安と避けられない責任がそれにしても重い
大人も子供も関係ない
みんなみんな背負ってる 変わらないようで本当になにも変わらない平凡かつ平和ボケした毎日を
それでも傷跡は増える
いばらを歩いてるのと同じだから
痛くないはずはない
だから泣きたくもなるし本当に泣いちゃう日もあるんだ
暗い未来に暗い過去に無理やり小さな光を申し訳程度に当ててるような強がりをただ繰り返してやっぱりいつもの具合さ
僕は僕から逃れられない 僕が僕でいるかぎり悪者の僕も僕だからたまにはやっちゃうのね
舌打ちグットバイ
くすんだ夕焼け空
早く早く夕闇よ
僕の涙を隠してよ
そんな悲しい願いに身をまかせるような現状の現実の世界で四苦八苦
今僕が立っている場所
ちゃんと地に足は着いてるけどまるで生きてる心地無し
だからやむを得なく流れる涙 そしてため息
そんな僕に本当の明日をよこせよ
だれにともなく助けを求めた 深夜零時
なぜか零時
その一秒前の感覚までも鮮明に残ってる。