詩人:りんくす
「あたたかいスープが飲みたいのに
隙間からこぼれて
飲めないんだ」
ふぉーくさんが困っていました
「私がすくってあげる…
大丈夫!」
すぷーんさんがにっこり微笑みました
「大きく覆うこのレタスを
うまくどけられないんだ…」
すぷーんさんが泣きました
「焦らなくていい
僕が取り除いてあげるから」
ふぉーくさんが優しく笑いました
そのやりとりをみていたワイングラスさんは
嬉しさと照れ臭さで
きれいな薔薇色に
頬を染めました
お皿さんにも
テーブルクロスさんにも
薔薇色が伝わっていきました
2004/01/11 (Sun)