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詩人:浮浪霊
オレは、テスト勉強をしてました。
病気が原因でテストに失敗したら親は何と言うだろうかと、ただそればかり恐ろしく、あのおぞましい抗癌剤の点滴を受けながら教科書を読みました。開けているのも辛い血走った目に負担をかけたため、視力はみるみる落ちました。
親はそんなオレを見て褒めてくれました。
こんなひどい有様の、病み痩せ細ったオレを見て、彼らは満足そうでした。
こんなになってまで勉強するオレを見て、見直したと言ったものでした。
死に逝くオレを自慢に思うと言いました。
ああ。
死の間際。オレは看護師さんに言いました。
ああ、オレは、オレは。
……僕は、何のために生まれてきたの。
【 boysneverCRY.】
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