詩人:甘味亭 真朱麻呂
私が生まれるずっと以前からも生命は生と死を繰り返して
僕もこの世に生まれ落とされた
そうして幾度となく続いた争いは血と涙を生み
やがて争うことの愚かさに気づき
人は平和という言葉を絶対的にした
にも拘わらず平和は未だ
訪れない
飢えに苦しみ
満足に生活を送れず
幼い子供さえ労働を虐げられる
そんな国があることに私は言い様のない感情が胸の中で蜷局を巻く
銃器や兵器を切り捨てて
平和を誓ったはずの私たちの国はどうしてこんなにも錆び付いている?
いつからこんなに錆び付き始めた?
それでも私はただ祈りを捧げるだけ
できる限りの募金活動ややボランティアで
難民や子供たちが助かるなら
僕はこの身を擲ってでも
笑顔と幸せを咲かすあなた達の 誰かの
花になりたい
私たちが退屈だとか憂うつだとか
言っている日々ははたしてそんな人々に通用するだろうか?
好きなものを目いっぱい食べられ
寝るところにも住むところにも困らない
そんな暮らしになんの不満があるのか?
幸せに浸りすぎて幸せにバカになっていないか
まずもう一度考えて
改め直せたら
僕は募金なりなんなり行動を起こすよ
中途半端やいい加減な思いで募金やボランティアに参加するなんて失礼だから
そうするよ。