詩人:EASY
くだらないことや
馬鹿馬鹿しいことは
すごく大事で意味がある
それで笑えたら
それはすごく意味がある
笑うよりも考えた方が
意味があると
考え気味の世界では
科学が
目覚ましく進歩して行った
効率 利益 便利さに
意味があると考えたようだ
難しい顔をして
考えることに意味があると考えた
それは機械的だ
笑ったところで
何の利益も生み出さない
泣いたところで
何も便利にはならない
きっと
そう考えた
眉間にシワを寄せて
目がしらを尖らせて
無駄を省くための
新しいやり方の説明は
感情がなく形式的で
それは機械的だ
科学が進歩して
人の感情は乏しくなった
効率に感情はいらないからだ
無駄なことや
くだらないことには
すごく意味がある
それで笑えたら
それがすべてだから
遠回りして
景色を楽しんでも
効率は上がらないけど
僕達は感じたら
それがもうすべてだ
それは人間的だ
科学の進歩に
何かしっくり来ないなら
それは僕達が
機械じゃなくて
人間だからなんだろう
遠回りしても
意味がないと言った目は
景色を映しそうになく
感情は乏しそうだ
それは機械的だ
馬鹿馬鹿しくて笑えたら
それがもうすべてだ
それはすごく
人間的だ