詩人:さみだれ
神様がついた嘘を真に受け
私は一生を棒にふる
時計が進む音を聞いて
”世界はいつまで続くのだろう”
追われる朝も追う夜も
どこかで途切れていれば
そんなところに君はいるのだろう
地面を歩け、と押さえつけられ
誰もが一生を歩いた
遠くへ行けば何かが変わる
”世界はどこまで続くのだろう”
優しい母も無口な父も
ずっと歩いているけど
いつも振り向いてこの手を取るけど
神様が話した昔の思い出は
とても寂しかったと覚えてる
時間が戻らない音を聞いて
”世界はどれだけ進んだのだろう
どれだけ泣いて辛い思いを抱えてここまで来たのだろう”
そよ風が葉を揺らす木漏れ日の中
星たちが集まり歌い出す夢の中
どこかで途切れていれば
そんなところに私は行くのだろう