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[190956] ハックルベリーフィン

詩人:どるとる


1 2 3 数を数えながら
階段を 一段飛ばしでかけ上がるストーリー

約束は多分いらない
明日も 花が咲くなら会えるだろう

あらゆる常識に囲まれている
しかも阻まれてる
規制概念に 逆らえない体は 心さえも縛りつけるよ

ハックルベリーフィンは 木の上から
街を見下ろし 群衆の中に紛れてる僕を笑った

「おまえはどうしてそんなに悲しそうな目をしているんだ?」
僕はただ おまえの試すような目を見てた

空から落ちてくる 太陽は 風を読む力に長けているらしい

本を開けば 知らない世界は いくらでも
見えるのに 残念ですふれられない幻

嫌われ者は 退散 退散
私はあえて こんな格好
みすぼらしさに 憧れているよ

トムソーヤにはなれない ハックルベリーフィンは
君に似てとてもまっすぐな背中をしてる

「いいさべつに一人でも僕は僕なりの冒険をするよ」

僕は僕自身を 試すような目で見てた

落ちてく 意識の向こうに そっと
朝を描いて 手を伸ばす 太陽をつかむイメージで
ありふれた魔法で世界を 君より先に 見に行くよ

ハックルベリーフィンは 木の上から
街を見下ろし 群衆の中に紛れてる僕を笑った

「おまえはどうしてそんなに悲しそうな目をしているんだ?」
僕はただ おまえの試すような目を見てた

さらに向こう側にいる君に話しかけてた。

2016/02/19 (Fri)
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