詩人:桃汰
ドライヤーにかき消された行き場のない言葉の空中浮遊冷蔵庫に入ったままの体と一緒に浮き沈みバスタブにはったお湯は温めようと必死になるが凍てつく心は癒せない自分の家にいるはずなのにどこか他人の家にいる感覚に陥るのはきっと何かが足りないせいね