詩人:甘味亭 真朱麻呂
電気もつけないで
暗い部屋でひとり
退屈を紛らすもの探してた
テレビをつけたってなにもやってないし
麦酒もないけど買ってくるのも面倒だし
部屋の掃除をしなくちゃ
やりかけの書類をまとめなくちゃ
立ち上がるのも億劫だしな
明日でいいや
明日はどうせ休みだし
早く起きて済ましちゃおう
いつの間にか
一日が更けてた
パジャマに着替えずに
スーツのまま寝ちゃってた
顔を洗って
パソコンの前
キーボードを打ち始める
またつまらない一日が始まる。