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詩人:チェシャ猫
突然降りだした雨に
あわてて傘を差した君も
濡れた君の髪に
思わず見とれた僕も
多分この先ずっと変わらない瞬間だったんだ・・・
まだ覚えているよ
ようやく薄暗くなり始めた帰り道にはまだ
少しだけ雨のにおいが残ってて
君の掌に残った雨粒は
オレンジ色に染まってた
知っていたよ
君が他の誰かを好きなことを
気づいていたよ
いつからか指輪もしなくなってたことも
だけどあのころの僕は
それでもまだ君といたかったんだ。。
またね って別れる君の笑顔と
見上げたソラはもう夏の色
せっかちな花火たちが
夜のソラを飾ってる
家に帰ったらまた電話するよ
花火 キレイだねって
もう夏だねって・・・。。