詩人:猫の影
「もうよしてくれ、人間なんて見たくない。」「もう消えてくれ、人間なんて見たくない。」「もう行ってくれ、人間なんて見たくない。」そう吐き捨てて、今一時現れたホントの自分を消すように、タバコの火を踏みつけた。