詩人:名無
君がいるであろう街に
僕は行けません
君と会うであろう場所に
僕は行けません
君との思い出がある場所に
僕は帰れません
手離したのは僕だから
自分勝手な僕だから
バカで無知な僕だから
君のもとには帰れません
君のとなりには
誰がいるのだろう
幸せなのだろうか
幸せだといいな
僕は君に
恨まれているだろうか
憎まれているだろうか
嫌われているだろうか
それでもいい
君が幸せなのであれば
手離したくせに何を言う
鼻で笑われた気がした
君の隣に僕はいない
手離したのは僕だから
君のもとに帰れない
2015/01/06 (Tue)