詩人:どるとる
嫌われても
貶されても
笑われても
蹴飛ばされても
唾を吐きかけられても
これが僕の詩だから
これが僕の精一杯だから
何を言われても 変えようがない
さあ 読みたいやつだけ読めばいいんだぜ
嫌われても
貶されても
笑われても
蹴飛ばされても
唾を吐きかけられても
僕は書くことだけはやめない それだけはやめないぜ
何を言われても なにされても 書き続ける
僕の生きた証に
ああ 読みたいやつにだけ訴えるぞ
詩とはそういうもんだ
感じるやつには感じるし感じないやつにはなんのことやらで感じないのさ
僕の詩はけっして下手ではないはず
感じてくれる誰かにはきっと届いてるのだろう?
さあ うたおう 僕の詩を
うたをうたうように 束になって 輪になって
感じるままに 思うままにうたうことが愛
届かなくても伝わらなくてもうたうことが 僕には大切だ
生きている証も
生きていた証も
残してくれる
確かにしてくれる
僕の詩は
だから書くのさ
そんな気持ちで救われる誰かがひとりでもいるならその誰かのためでもいい
君だけの詩を書け
僕は書く
詩人としてではなく
ひとりのただの人間として
詩を書く人はみな詩人だというならば
その中のひとりとして
間違ってても愚かでも何言われても自由な言葉で僕は描くよ
聞き分けなんかその世界には少しもないぜ
それがきっと僕の詩の弱点だと知ってても
自由すぎる詩を書きたい
そう思う僕だ
アイディアと詩人が向き合った時
はじめてそこに光が生まれる
運命の出会いさ
僕はただの詩人
それでもまたとない詩人
さあ 描くぜ
日々を 嘘偽りなく
それを嘘だと思うなら疑ってくれ
僕の瞳には真実にしかいつまでも見えないから
詩人は今日も書く
血の通った詩を
生き生きとした詩を
書いているつもりさ。