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[191018] 桜並木

詩人:どるとる


桜の咲く季節は 君のことを思い出してしまう

花びらに重ねてしまうのは あの日の君の笑顔

もう二度と会えない人を思うことは

悲しいけれど けっして無駄じゃない

あなたを愛した 日々を
そしてあなたに愛された時間を

これからの僕の人生の糧とするから
どうかこんな頼りない僕を見守ってて

やめられない煙草もだらしないところも変わらないまま

街はもうじき 春を迎えます 花見にでも行こうかな

水面に浮かんだ ボートに 乗る あの日の二人

全然進んでないよなんて笑う君を覚えてる

あなたを 愛したように
誰かをまた愛せることが出来るかな

あなたにあげられなかった気持ちも
誰かと 分かち合うことが出来るかな

実はね最近いいと思う人に出会ったんだ

幸せの意味などまだわからないけれど
うまくいくような気がしてるよ
そしてまたこの街に春を呼ぶ風が吹く

あなたを愛した 日々を
そしてあなたに愛された時間を

これからの僕の人生の糧とするから
どうかこんな頼りない僕を見守ってて。

2016/02/28 (Sun)
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