詩人:さみだれ
綿毛の中に小さな家を白いドアを開けてお茶を飲みましょう青いポットからピンクのカップへと今朝の露で淹れた紅茶を一口地球は背を持たない向かい合って語る昨日の辛さ今日の儚さ明日の尊さを延々と窓辺の花にあなたはたどり着く赤い花びらへさあ 眠りに行きましょう琥珀の石畳を抜け緑のトンネルをくぐりやがてこの旅は終わりその次へと日を跨ぐ地球は腹を持たないすべて教えてくれる昨日の拙さ今日の素直さ明日の喜びをずっと