詩人:どるとる
夜空に浮かぶ星に名前をつけた人が
明日には 誰の瞳からも消えてしまう
そんなことだってある
生まれたばかりの子供に名前をつけた人が
愛してるの言葉だけ残して 消えてしまう
めくられてく暦
365日の中に 一体どれだけ
笑えた日があるかな
そして 生きていてよかったと
思った日はどれだけあるかな
ふと何気なく思ったことが
僕にこの世界との向き合いかたを教えてくれたんだ
ほら心なしか昨日より少し 前を向いてる爪先
国道17号線を走る 開けた窓から
風がこんにちは
このまま道なりで
約束をかわす 指と指が
離れてしまうときは百年先くらいにしてよ
いつまでも 離したくなくて ひき止めたぬくもり
365日の中に 一体どれだけ
笑えた日があるかな
そして 生きていてよかったと
思った日はどれだけあるかな
ふと何気なく思ったことが
僕にこの世界との向き合いかたを教えてくれたんだ
ほら心なしか昨日より少し 前を向いてる爪先
夜が明けたばかりの街に 新しい 一歩を踏み出す。