詩人:どるとる
海を見渡す 燈台の明かりが 今日も
サーチライトのように港町に
優しい眼差しが 陽射しのように降り注ぐ
この街にはどれだけの 人がいて
どれだけの 悲しみや喜びがあるのだろう
ふと気づいたこと
流れる 涙のあとを追いかけていくことはできないから
せめて 悲しくても泣き止んだあとには笑ってごらん
明日は晴れるって いつでも信じながら
それでも心配なら 傘を持って行きなさい
希望という言葉に 振り回されながら
歩いてきた人生でした
燈台が海を 見守るように僕は あなたを見ているから。