詩人:どるとる
交わした 口づけも重ねた手のひらもどうしようもないくらい 何度でも確かめた愛の程ここにあるはずの気持ちさえ 疑わしいから痛みや 安らぎに 命の居場所を 探すよ見えないものばかりで 迷いそうになる生き方人の多さに めまいを覚えた あの日に咲いた花の名前を人は忘れてしまう風にたずねた 幸せの入り口や 世界のあり方 そんなものに気をとられて 僕はすっかり見失ってた大切な全部。