詩人:どるとる
手をつないで歩く そんな姿を
イメージしながら 幸せを描いてみる
まぶたの裏にぼうっと浮かぶ顔は
いつでも 笑ってる そんなイメージだ
大好きな人に 幸せになってもらうために
僕は 一歩引いて あなたの後ろを歩く
本当は あなたの隣を歩きたい僕なのに
きっとあなたを幸せにできるのは
あなたが大好きな僕じゃない人だから
遠くから見守るだけのドラマの脇役さ
ぼんやりとした あなたの顔を
何度も見ている筈なのに思い出せない
それはあなたを よく見ていないから
あなたの笑った顔や泣いた顔を
大好きな人のすべてを知っているつもりで
知っているのは ほんの少しのあなたでした
あなたを追い越せない 追い着けもしない
イメージするのがやっとなのさ
あなたにとっての一番の幸せは
あなたが大好きな人と結ばれることだ
あなたが選んだ人があなたの大好きな人
僕じゃなくても それはあなたが選んだ
この世界で 一番大好きな人
大好きな人に 幸せになってもらうために
僕は 一歩引いて あなたの後ろを歩く
本当は あなたの隣を歩きたい僕なのに
きっとあなたを幸せにできるのは
あなたが大好きな僕じゃない人だから
遠くから見守るだけのドラマの脇役さ。