詩人:沁漉
僕は君と別れてから季節が嫌いになっていた。 いつもこの季節には同じ気持ちになっていた。 どうして季節は君の思い出を運んでくるの? 最初の頃覚えてる?いつも「ねぇ?」で始まる会話。初めて君の口から僕の名前呼んでくれた時、本当にうれしかったよ。なぜか君だけは大人になってほしくなかった。ずっと今のままの君でいてほしい。もしね?会いたくなったら最後に約束した場所にきて? もし君がきてくれたらそれはきっと夢じゃないからもぅ君を離さないよ。何も言わずにいつか僕の差し伸べた手を握ってね。