詩人:黒夢
目を閉じても差し込んでくる太陽が僕の思考を邪魔する。眩しいなあ。だったら、日の当たらない所に移動したらいい。暑いなあ。さっさと日陰に行けばいい。でもね、この体が動いてくれないんだよ。まるで僕の体じゃないみたいだ。汗が流れて、鬱陶しい。早く拭けばいい。頭ではそう考えてるのにね。倒れそうだ。頭がくらくらする。早く、早く。そう考えるほどに僕の体は重くなる。疲れた。めんどくさい。そう考えることすら労力を要するなんて。