詩人:JAM
あえて気丈に振る舞っていたのは
君に認めてもらいたかったから
もぅあたしは前みたいに弱くないよ
あえて冗談とばして笑っていたのは
君に『恋しい』と言ってしまわないため
もぅあたしには振り返ることが許されないから
それでも顔を見ることはできなかった
声だけを必死で一言一句逃さぬよう
聞いた
『目見れば君の気持ち分かるんだから』
『声で分かるよ』
そぅ言った君をいつまでもあたしは
騙し偽り気丈に見せていかなければいけないの
伝えたい言葉があるのに
『本当は好きなの』
いつまでも忘れることも
諦めることもできなぃ
かといって踏み出すことも
このもどかしい気持ちを
誰かに聞いてもらいたいのに
そんなタイミング来ない
話かけても途切れた
あたしと君の関係を
なんだか否定された気がして
無性に泣きたくなった