詩人:凜一
隣にいること
声が聴けること
笑いあえること
全てが大事すぎて
失くすのが怖くて
「恋をしている」なんて語ってしまえば
脆く壊れてしまいそうで
僕はそんなに頭がよくなくて
優柔不断で
それでも彼女が一緒にいてくれるのは
僕が友達だからだろう
だって彼女は失敗ばかりのダメ人間にも優しくて
僕もそのダメ人間のヒトリなのだから
僕の出来損ないの脳味噌が「好きになれ」と信号を出して
優柔不断の僕はそれに逆らえなかった
…それだけの話
抱きしめたいのに
不変のまま終わってく
好きなまま消えてく
僕の想いは黄昏
霞んで見えなくなればいい