詩人:哀華
ここに産まれたのは
どうしょうもない
疎外感と
無力感
浮かされた
幻の中で
私は、私ではない
誰かの中で
殺されるんだ
夢にまで見た
明るい未来と
夢にまで見た
確かな幸せを
誰にもすがることなく
今日、
伏し目がちに
捨てました
愛とは
夢とは
一体何ですか
正義とは
偽善とは
何者ですか
すべてが間違い
私がここに居る
現実でさえも
困った妄想癖
貴方がも一度
戻ってくると
信じて
迷って
泣きわめく朝
誰か気づいて
私の呼吸を
誰か気づいて
壊れた体を
2004/10/07 (Thu)