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[151493] 本当のこと

詩人:どるとる


本当に本当の事は誰にも言えないんだ
どんなに悲しい今を抱えてたって
僕の涙を誰かに伝えても
それは所詮僕だけの悲しみだからほかの人にだなんてわかるはずはないんだ、理解を求めることさえこわくてできないんだ

ひとりぼっちの夜にこぼれたいくつもの涙
流したくて流したわけじゃないから
こぼしたというよりこぼれたという言い方のほうが適当さ

誰もが同じスタートラインから 解き放たれるようにしてへそのおを切られ 誰もが同じゴールへと向かってゆく中で
ひときわ遅い人
ひときわ速い人
様々な人がいる中で誰もが自分なりにそれぞれ頑張ってる
それを誰も否定はできないよ
だけれどたまに自分を否定してしまう時がある

スタートラインから ちょっとだけ走ってきてもう僕は息切れ気味でたまにこんなレースなんてやめたいと思う
でも死ぬ勇気さえなくて走るしかなくて

いくつもの言い訳や屁理屈を並べ立てて
いつも逃げようとするのは本当に自分を守るためですか?
天より高いくせに見えない壁の前に立ちつくしてしばらく考えてみた
それでもまだやりきれない現実に疑問を感じる

僕の孤独を埋められるものなんてこの世界には何ひとつないと思ってた
でももうだめだと思ったとき手を差し伸べてくれたのは君だったね

だから 君のために走るのもいいかななんてさ やっと生きがいができたよ

晴れたかと思えば
雨が降り出すような
期待を裏切られてばかりの日々
でも自分の努力や頑張りが足りないことくらい重々承知なのさ

息を切らして走ってもまだ届かないゴール
果てしなく 遠く見える夢

本当の事は自分だけが知っていればいいと思ってた
でも君に出会ったことで終わらないと決めつけてた孤独な毎日が終わった
全てをわかるってことは君も僕もできないかもしれない
だけれど愛があれば不思議だけど何でもできるような気がするよ。

2009/12/21 (Mon)
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