詩人:どるとる
道の先に知らない物語が
まるで 足跡のように続いていく
誰もいない 真夜中の静かな 駅前
雨が 屋根を濡らしたのは10時を過ぎてまもなくのことです
揺れる心のままに 誰かを思えば
悲しみは雨になってこの頬に降るよ
受け流す傘もなく 流れて落ちて はじけて消えた
静かに夜明けを待っている
光は 暗いから見えないだけ
昔の映画に雨に歌えばっていう
そんな映画があった どんな内容かは忘れたけど
眠ってしまえば消える寂しさなのに
あなたの 隣で夢を見たいと 思うのは
あなたの寝顔を 見たいからだよ 内緒でそんなことを思う。