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[191214] 流れ星、ひとすじ

詩人:どるとる


どこかの街で 誰かを待っている
物語が 今、歩き出した 足音がした

夜の中でも 光を見失わないように
明かりをたずさえて笑っていよう

隙間に落ちた 不意を突くような 絶妙なタイミングで

見上げた夜空に シューティングスター
君の街の空でも 見えるかな

流れ星、ひとすじ 弧を描いて
退屈なはずの世界が輝いていく

夢から覚めても 終わらない夢の中で
同じことを 繰り返すなんて滑稽さ

時計が回る 朝が夜になる
夜が朝になる

今夜はどんな夢を見るだろう
悲しみのない 薔薇色の夢を見よう

涙が ひとすじ 頬に流れた夜
風に背中から抱きしめられた

会いたいって 言葉にすれば 距離なんかなくなるよ

会いに行こう この距離を 飛び越えて 夜明けまで

見上げた夜空に シューティングスター
君の街の空でも 見えるかな

流れ星、ひとすじ 弧を描いて
退屈なはずの世界が輝いていく。

2016/03/24 (Thu)
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