詩人:夕空
いつもの
始まりはなく
ぼやけた一枚の写真が
最後だった
月が見てた
空を凍らせ
君を探して
月は見ていた
その雫の奥の奥
広がる明かりを
君に照らして
君は咲いてた
道端に
君は見ていた
歩く人々
行き交う言葉
閉ざしたままの時を
世界
狭い
狭くなる
内にある外は狭い
限り無く遠い
世界
広い
変わっていく
外にある内は薄い
限り無く近い
数が数を増やしていく
変貌していく
私は0で
1を0に変えていく1で
1は0のまま
満たされる事なく
1であり続けている
2008/04/27 (Sun)