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[191237] 夢から覚めれば

詩人:どるとる


いつも僕の夢の中で君が笑うよ変わらない笑顔で

もういない人なのにいない人ほどどうして思うのでしょう

泡になったように消えたように思ってもい
思い出だけが影のように残ってる

夢から覚めれば それは夢のような
幸せな時間だったと微笑ましく振り返る

笑ったこともただ泣いたことも
今ではすべてが幸せだったと思う

だからさよならは 言わないでおこう
君がただの幻に ならないように

ファインダー覗き込んだら君も向こうから覗き込んだ

そのいたずらな笑顔が堪らなく愛しくてたまらなかった

こんな気持ちを 言葉で縛り付けることなんかできない
それほど幸せでした

息継ぎするように 水面を目指すダイバー
岸に上がったら 狭い部屋が広がってる

気づかないあいだに大切なものを随分
見失っていた そんな気がするこの頃は

見えないものばかりに気をとられ
見えているものが見えずに
ありもしないまやかしに騙されていた

でも君はここにいたんだよ
今ではもう嘘にしかならないけど

夢から覚めれば それは夢のような
幸せな時間だったと微笑ましく振り返る

笑ったこともただ泣いたことも
今ではすべてが幸せだったと思う

僕ばかりが愛していたつもりで
愛されていたのは僕の方だったよ。

2016/03/27 (Sun)
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