詩人:どるとる
笑った顔も 泣いた顔もあの日の喧嘩も
数えきれない思い出が影のように心の足元にあって 根っこのように支えてる
ベランダ 干した洗濯物が風に揺れて
陽射しが飴色に染まった昼下がり
幸せだと思える瞬間は以外にも
何でもない場面だよ
たとえば こんな落ち着いた時間の片隅にひっそりと咲いてる
カレンダーの中にある 365日もの
日付の中に どんなに
特別な日があっても
いつも今日ほど 素敵な日はないから
過ぎ去った日々は なるべく
思い出さないようにするんだ
思い出はきれいで帰りたくなるから
前を向いて 生きて行く
僕らは 未来に向かって 走るだけだ
笑っても泣いてもこれが最初で最後
明日はどんなことがあるのかなあ
今はそれだけが楽しみで仕方ない。