詩人:どるとる
カールしたまつ毛の軌道に乗って宙返りする 思惑はフライトショーの真っ最中終わりのない円周率を 唱えながら時計だけが 無賃金で働かされる魅惑的な町通りを抜けて飛行機は行く 七色に眩んだ世界を空を逆さまにひっくり返すような飛びかたで 威嚇する獣のようにボールペンの試し書きのようにくるくると 空に描く線と円そのまままっ逆さまのリズムで落ちてく 夢の中へ急降下。