詩人:結奈
声を押し殺して
吐息だらけの暑い部屋
視界が回っているけど
あなたの姿は
はっきりみえてるわ
切ない顔で
背中が濡れていて
愛しいから
深いキスで愛撫するの
猛毒を持った果実の様に紅く狂ってるあたしは
あなたの腰に
刻み込まれる
でも一言
愛してるって
わかって欲しい
軽い恋とは違うのよ
あなたに答えていく
躰の感覚でわかるでしょ?
石の様に固いわけでもなく
熟した果実の様に
濡れて堕ちて
柔らかく包むわ
愛撫に
答えたあなたが
愛しいから
印を残して
時間を残すの
猛毒を持った果実の様に紅く狂ってるあたしは
あなたの腰に
刻み込まれる
でも一言
愛してるって
わかって欲しい
昨日までの感覚とは違うのよ
もう愛してしまったから